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第二精工舎の魂…★セイコー ゴールドフェザー★18金無垢シャンパンゴールド/Cal.60A

PRICE 
MODELゴールドフェザー 
MOVEMENTCal.60A 
AGE1960年代 
MATERIAL18金無垢シャンパンゴールド 
SIZE35mm(クラウン含めず)×41.5mm(ラグ to ラグ) 

SOLD OUT

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第二精工舎の魂…★セイコー ゴールドフェザー★18金無垢シャンパンゴールド/Cal.60Aのサムネイル
第二精工舎の魂…★セイコー ゴールドフェザー★18金無垢シャンパンゴールド/Cal.60Aのサムネイル
第二精工舎の魂…★セイコー ゴールドフェザー★18金無垢シャンパンゴールド/Cal.60Aのサムネイル
第二精工舎の魂…★セイコー ゴールドフェザー★18金無垢シャンパンゴールド/Cal.60Aのサムネイル

その姿は、華麗でつつましくありながら男らしい強さを兼ね備え、そしてどこかエロティカルな漂いも感じさせる…..

Gold Feather/ゴールドフェザー…..

その言葉どおり、羽のように軽く、金の美しさ、そして同調する暖かさなど、戦後4円程度から始まった金の価値が10年間の間に100円,300円、そして1950年代には500円代に突入し急激に金への価値が高まった日本でメタリアルな部分に拘り、セイコー初の最高級モデルとして18金張り、そして18金無垢モデルを誕生させた。当然、スイス時計を基本ベースにしていた当時のセイコームーブメントも、世界の薄型ムーブメント開発の動きに対し、このモデル誕生プロセスとして日本初の機械式薄型ムーブメント”Cal.60A”を開発することとなり、これが後のCSキャリ、44GSへと、その後の亀戸セイコーだけでなく、諏訪セイコーに対しても、多大な影響を与えたことは言うまでもないただろ。
そんな今回の一品。セイコークラウンの気品を引き継いだそのラウンドの18金無垢シャンパンゴールドのケースに、均整整った文字印の配列、カーシブに描くことにより高級感を感じさせる要因となっている。持った瞬間に金無垢独特の重量感は感じるものの、その触感からでも十分に感じる薄さから、当時のこのモデルに対しての第二精工舎亀戸の思い入が良くわかるだろう。当然諏訪高級機”ライナー(Cal.3140搭載)を意識した発売となったことは有名な話だが。そのとおり、片ブリ23石の”3140キャリ”に対し、更にそれを上回る耐久性に拘る為に組立工程が増えるダブルブリッジ、25石として開発された”60Aキャリ”に軍配があがることは当然のことと言えよう。

戦後から1950年代に入り急激に高度成長を遂げていった日本、戦後最大の自殺者数までも出した時代でもあり、洗濯機、テレビ、冷蔵庫などの3種の神器が誕生し、夢や希望に全力を傾けていた時代でもあった。当時、この”Gold Feather/ゴールドフェザー”も日本人達の思いを乗せ、当時の熱き技術者達の情熱の上になりたった誕生であったのであろう。そしてその後、世界の時計業界を震撼させた1967年のヌーシャテル天文台コンクールでシリーズ賞2位という日本史だけでなくスイス時計史上に残る偉業を達成した。

怒涛の1960年代….今の日本を考える上で、忘れていた大切なことを思い起こさせてくれる、そんな時代であろう。

【コンディション】 日差±20秒。目立つキズ、痛みの全く無い言う事無しのコンディション。