世界限定150本★ディオール シフル ルージュ101★クロノグラフ 定価:125万円

2004年、世界に中に激震が走った….1945年、オートクチュール メゾンとして。パリ・モンテニュー通り30番地に店を構えて以来、パリのモード界のリーダー的存在として、世界にその確固たる地位を築いてきたクリスチャン・ディオールから、初のメンズモデルの腕時計が発表された。それは究極のフォルムとしてラグまで伸びるラインをストレートラインとし、リューズに至る横のラインを曲にすることで男らしい印象を与え、それでいてすべてにブラッシュ仕上げを施し優しいイメージの気品に満ち溢れたフォルムを実現した。それによりどの年齢層にも合うような様相となり、まるでオートクチュールメゾンとプレタポルテの対峙した深い意味的な創造を造形に託した、そんな深い理念が込められているのであろう……

CHIFFRE ROUGE …シフル ルージュ コレクション

何と言っても、それまでのレディースモデルの安いクオーツモデルのイメージを一新させるべくそのクオリティーの在り方を根源から覆し機械式に徹底した。そしてその象徴的モデルとして同年、2004年に発表されたのが今回ご紹介する”101”世界限定150本となる”CHIFFRE ROUGE 101”である。その特徴はバックケースのその101の刻印の横に限定を証明するワンポイントのダイヤを埋め込み、見せるダイヤでなく、証するダイヤの存在がこの逸品のすべてを物語る。その機械式に徹した拘りは限定としてだけ迎い入れたクロノメーターとしての存在、同 LVMHグループ内、マニュファクチュール”ゼニス”のエルプリ・メロという世界をディオールだけにつきとめた”Cal. Irréductible”の存在、36000振動というバケモノムーブを我が世界とし、その世界をバックケースのサアィアグラスから堪能することができ、そのローターサウンドを心ゆくまで耳で、目で感じることが出来よう。当然、そのフェイスからオーラのように漏れ出す、ブラッシュメタルのシルバーカラーのダイアルには、Irréductibleを物語るクロノグラフのインダイアルがトーンを少し抑えイン溝仕上げを浅くすることで、ここにまで品の良さを演出している。更に” CHIFFRE ROUGE”、フランス語で”赤い紋章”の意味たるをさり気なく4時位置のデイトを紅く染めることで表現している。しかしそのさり気ないレッドナンバーとは裏腹に、大胆不敵な紅に託したディオール、シフル ルージュコレクションの意志をクロノグラフのリセットプッシャーにストレートに表現している
2004年、世界限定150本というディオール始まって依頼のその軌跡は、現在では、世界市場でまずお目にかかれない幻の一品となり、当時定価”125万円”というリテイルが、現在世界の中古市場でも75万円が市場にお目見えした最低価格であることを告げよう。しかし、現在この同モデルと出会うことはまず無に等しいことであることもお伝えしておかなければならない。この今回ご紹介する一品が、最初で最後のあなたの出会いとなるのかもしれしれない…….

【コンディション】

日差±10秒、ゼンマイ、ガンギ、テンプのチェック済みの最高の一品。ムーブメント3ヶ月保証お付けいたします。全くの無傷です。