18金無垢ローズゴールド★ユニバーサル・ジュネーブ★メディココンパックス Cal.285

 GRADUADO PARA 15 PULSACIONES…..

クロノグラフを作動させ、動き始めるブルースティールの針を見つめる、手に伝わる人の生きたる心の鼓動を確かめるように15回めの鼓動でクロノグラフストッププッシャーをおす。そしてそこに導かれた数字に当時、人は安心感を覚え、そして生きるという意味を噛みしめたのかもしれない。

そんなスケールに思いを込め、ユニバーサルジュネーブが、コンパックシリーズ第三弾として世界に発表したのが、今回の『MEDICO-COMPAX/メディココンパックス』である。
軍用として必要性が高まっていった時代、世が戦争に向かっていった30年後半からアンジェラス、エクセルシオパーク、レマニアなど高級エボーシュメーカーからバルジュ、ヴィーナスなどのその時代の中枢を担ったエボーシュメーカーが乱立する時代に次々とクロノグラフのモデルが誕生していった。その中、クロノグラフという世界にモジュリングという新たな血しぶきを開花させ、それぞれのシチュエーションの中で、それに応じたペットネームを創り上げたのが”ユニバーサルジュネーブである。1941年、ムーブメント製造会社をスイス、ポンドマ-テル(1911年創業マーテル社)に”設立、今回ご紹介の一品を含め、30分積算計付き2レジスター『ユニコンパックス』を筆頭にパイロット用の『アエロコンパックス』、31日のデイトダイアルを装備させた『ダトコンパックス』、そしてコンパックスシリーズの頂点に達する『トリコンパックス』と誕生させていった

そして今回のメディココンパックス、1940年初頭に誕生したビンテージのオーラが18金無垢ローズゴールドの魅惑の輝きと同時に辺り一面に余韻として70年という時を感じさせせている。当時の完全なオリジナルコンディション、キズも多数みられるが、アプライドのユニバーサルの”U”のエンブレム、インデックス、ドルフィンハンドもすべてローズゴールドに統一され、そのコーナー部分に200から始まり25までの脈拍数を表示し、パルスメーターがなぜ当時必要であったのか想像を掻き立てる。当然それは34㎜という存在感を発する空間の中にうごめくクロノグラフ機構が、ユニバーサルとすぐわかるデカメのオペレーティングレバーからピラーへと伝わり、キュートなクラッチングヘ、そしてドライビンクホイールとしてその魂はクロノグラフとして動き始める。当然中でもその当時の精度への限界を追い求めたデカメのチラねじが、この逸品の真なる姿を余韻しとして伝えていることは紛れもない事実である



【コンディション】

日差±60秒、ゼンマイ、ガンギ、テンプのチェック済み、クロリグラフ完全可動、0ポジション戻りOKの最高の一品のムーブメント3ヶ月保証お付けいたします。ケース自体、全くのヤセも感じず、目立つキズの全くない最高のコンディション。ダイアルは当然、当時の完全オリジナル体のリダンの全く無い状態。