幻..夜光ローマン★ロレックス バブルバック Ref.2940/Cal.630NA★65’sリベット

 手巻き710キャリから派生していったパーペチュアルとした世界初のオートマティックは、1943年、始めてキャリバーとして固有キャリバー”620”サイズNAを与えられた。
その時代からステンレス、コンビモデルとしてこの世に誕生し、1953年頃まで、当時としては長すぎる製造期間でバブルバックの象徴モデルとして世界の人々にそのリファレンスナンバーを知られ、愛されてきたモデル “Ref.2940”
初期の飛び出たバックッケースにフラットな蓋をつけたようなファーストジェネレーションから、その名の如し泡のように膨らんだバックケースで”バブルバック”と言われた所以である5代目まである中、今回の一品は丁度、第二次世界大戦当時を語りフラットな1945年のモデルチェンジを図った最後の6代目キャリバー”630NA”を搭載した1945年頃の一品だ。戦争により、より視認性を高めなければならなかったようにベゼルは以前と比べダイアルが見やすいようにベゼルの幅が狭くなった。特に今回の一品はダイアルも当時のまま、戦争をかなり意識したと言われるこの年代のプロセス通り、この一品のダイアルにある”ローマン”アワーズの場合、プリントがほとんどだが、夜光塗料を繊細にローマン表示で表現している。ケースもかなり状態もよく、6時位置のシリアルナンバーも深々と残り、そのシリアル刻印があるストレートエンドの造形とするラグ自体もほぼポリッシュの無い最高のコンディションとなっている。竜頭は1945～53年頃まで製造された純正”PATENT竜頭。すべてにおいてパーフェクトと呼びたい最高の一品。
機械は630NA、よりフラットなバックケースにする為にローター部分を2段階のステップを設けたダブルカットローター。ゼンマイの両方向巻き上げが可能となった1030キャリ誕生までオートマティックのメインキャリとした片方巻き上げを基本とする最後のバブルバックキャリバー。当然クロノメーター公式検定が義務付けられた公式イニシャルが刻印された名機。すべてにおいてオリジナルコンディションの最高なビンテージの漂う一品。市場に未だ未だ出回っているモデルダだが、このコンディションはなかなかお目にかかることはないだろう。そして最後にこの最高の一品に合うように65年製のロレックス純正の伸縮するエクステンション　リベットブレスをお付けしての出品とさせて頂きます。