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MODEL | Ref.3131 オイスターパーべチュアル ビッグバブルバック ステップドインダイアル スクリューバックケース |
MOVEMENT | Cal.630NA |
AGE | 1946年頃製造 |
MATERIAL | 9金無垢 |
SIZE | 32mm(リューズガード含めず/含み34mm)×39mm(両側ラグの先端まで) |
幻ステップドインダイアル★ロレックス バブルバック Ref.3131/Cal.630NA★9金無垢
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持った瞬間に感じるその独特の指に伝わるマテリアルの質量と重量感は、現代ではない昔ながらの独特のクオリティーへの拘りと、当時の金というマテリアルへの考え方を感じることが出来る一品だ。
9金無垢…その含有量0.375、成分は整形しにくく、精製し形成する段階で冷やし固まると割れやすい性質を持つ。当然、現代の金職人でもやりたがらない形成成分であるが、しっかりと形成すれば、簡単に割れにくく頑丈なものとなる。スイス時計メーカーも含め、アメリカ全ブランド中でも9金無垢を主要に使用するブランドはロレックスくらいである。何故ロレックスが9金無垢を好んで使用したかは定かではないが、創業してすぐに9金無垢を使用している。1925年頃からヨーロッパで金への輸入への税制が変わり、当時レックスも荷受けの港を変えていることからも、それへの対策としたものであるような気もするが、謎としておいたほうがロレックスらしくていいだろう。そんな9金無垢を利用した今回の一品はバブルバック”Ref.3131”。バブルバックの金無垢モデルではスタンダーであり、ガチャものが多いバブルバックでは、わかりやすいモデルとも言えよう。
しかし今回の一品のダイアルは半端ではないオーラを放つ…….ダイアルのセンター部分にステップのついた立体的なインダイアルを配し、そのインダイアル自体に細かい秒単位のスケールを描き、当然そのスケールを指す秒針でさえもポイントに合ったこのモデルの純正の秒針である。更にそのインダイアルの外周にも立体的なアプライドのアワーズを配し3,6,9の飛び表示にドットのインデックスを施し、それも時、分針も含め当時の純正のパーツとして完全体の状態でここに存在することをお伝えしたい。ドームから見る斜めから見るそのダイアルの立体感はこの一品を持ったものだけが味わえるステイタスであることは間違いない。ケース自体は当然、60年以上も経ち、それなりのヤセはあるものの、状態は年代からしてもいいほうであろう。竜頭は1945年頃から1955年頃まで製造製造されたパテント十字を刻む”ROLEX OYSTER”クラウン。剥がれも無く、これもなかなかの状態と言えよう。