1986年★ロレックス オイスターデイト プレシジョン★Ref.6466/Cal.1225

 1960年に誕生し、ロレックスのボーイズサイズとしては初となり、1955年に消えた当時のメンズサイズ30mmを復活させたとも言えよう。1950年からCal.720開発によりバブルバックの時代からセミバブルバックの時代に変わり、ケース径も30mmから34mmに変化し、徐々に大きく変わっていった時代に、温故知新と言うべく”30mm”が蘇った。今回の一品はそのRef.6466ボーイズで、そのロングセールはロレックス随一。キャリバー1200の時代から最終となる1225キャリバーへの時代へと、60年代から80年代までの間に変化を遂げるが、そのデザインは変わらず、逆に洗練され既に完成形となったロレックス独特のデザインへの拘りを感じる。当然その面影は誕生当初と重なるが、その内部から聞こえる高振動の雄叫びは21600振動、それまでのチラネジから天輪のアームにC型のマスロットをつけ、それを動かすことで精度を調整するマイクロレギュレーターを採用。その精度の確かさにその昔から変わらぬムーブデザインに感動を覚える。全体的に小キズ程度でかなり状態がいい。