激希少9金無垢ビッグバブルバック★ロレックス Ref.3131★Cal.630

 6代目バブルバックが様々な進化をとげる1950年以降には、既に姿を消しながらも当時、世界の人々から愛され続け、未だロレックス自社によるクロノメーター検定を許された1945年以前から長きに渡り、パーペチュアルという存在を極めたバブルバックという世界を凌駕した金無垢モデルの象徴的存在….『ref.3131』
当然、今回ご紹介する一品は”Ref.3131”　バブルバックの基本ラインと言ってもいいほどのモデルであり、金無垢モデルとしては人気の一番高いモデルであろう。そのストレートエンドからしなやかに流れるケースの流線型のケース、ほどよく膨らんだ泡のようなバブルバックケース。金無垢のみしかないモデルとしての存在。すべてにバブルバックの特徴を唱えた最高のストーリーを語ってくれる。更に視認性を高くする為に各部位が変更されたようにビックバブルバックとして細くやや立ち上がりが膨らんだスムースベゼルと31mmオーバーケースは見ただけでバブルバック特有の顔立ちとして、バブルバックファンは必ずコレクションとして持っていなければならない一品でもあることは間違いない。
特に今回の一品は、マテルアルが9金無垢。当然、金の含有量か少ない分、金としての価値は下がるが、ケースとしての耐久性は高く素材的にも固く、他金無垢もでるにあるようにラグが変形している個体はまず無いほど。更に9金無垢の場合は、の素材が多い為に、全体的のグリーンがかり、俗に言うグリーンゴールドのような神秘的な色合いも魅せる。この9金無垢の素材の特徴を生かした”3131”だけに希少すぎる一品であることは間違いない。14金無垢3131は未だ市場に出回るが、9金無垢を探しても世界中のサイトでもなかなか見つからないほどである。更に更にダイアルは当時のオリジナルコンディションであり、ダイアル全体にヤケが綺麗に広がり、一見、それはもともとの色合いと感じほどの美しさを感じさせる。アワーズインデックスはアプライドのプレートではめ込まれているが、アラビアン文字とバーのアプライドのフライング表示。特にダイアル外周の分単位で表示されるドット状のインデックスは9金無垢を球状にしたものを丁寧に埋め込んでいる繊細且つ、クオリティーの高い作りとなっている。特別にあしらえたものであることも想像できる。
そんな最高の一品、基本どおりのモデルだけに実は未だ未だガチャものも多く、バブルバックは基本的に1944年頃から55年まではバックケースのサイズは特別なモデルを抜かし、同サイズである為、違うバックケースもついてしまう。当然、長年の中で金の含有量の高い個体は、温度により変形したり、落として打痕がついたり、穴が開いたりとコンディションの悪いものも多いだけに、ケースを交換してある個体も多く、ガチャものも多いからよく確認しないと、たいへんなことになるから気をつけて頂きたい。

そのプロセスは時代により方程式を変え、真実としての意味をあぶりだす。その証を伝える今回の一品、1944年頃のものとしての存在は、シリアルからの存在と共にその31㎜というラウンドにストレートエンドとしてのラグ形状を成し、1946年から5代目、6代目といわれるビッグバブルバック(セミバブルをビッグバブルバックという人がいますが大きな間違いで、ビッグバブルバックは630NA機を積んだバブルバックを言う)の定義となるダイアルの視認性を重視したベゼルのスリム化となる4代目独特のワイドなベゼルとして表現し、最大の特徴たる620NAとなる4代目の”AUTO ROTER”の文字と機械に刻印された公式クロノメーターとしての存在ではないシルアルの頭にN(ムーブメントシリアルの頭にNのないローターにWシリアルがついたり、PERPETUALだけのローター刻印の場合はほとんどがガチャもの)のアルファベットのないナンバーもしっかりと刻印され、ケース裏のロレックスエンブレム(1943年以前のものの基本は”31VICTORIESから始まる刻印でロレックスの紋章はない)のシンプルなデザインとなった初めの1944年の生き様により、この一品がすべてのパーツにおいてガチャものではない最高の証を我々に伝えている。まだまだ市場の7,8割がたがガチャものの多いバブルバック。基本的に1940年以降のものはバックケースのサイズが合うことも多く、年代の違うもの、モデルの違うものが組み込まれ、ガチャものとしての存在が非常に多い存在。その真実は悲しかれ、伝える者が少なくなり、自分の買ったものが偽物、ガチャものとも知らずに大切にコレクションしている方も多いはず。それも一理、許されることかも知れない。しかし真実を追い求め、そこに本物というプロセスを導き出した時、得るものの大きさと、そしてどのすべてにも代えがたい感動という伊吹を必ず感じることができることをお伝えしておこう。

最高の一品それは、真実を語るものであり、そしてその一品を持つ者が真実を正確に伝えるべきものであると私は信じたい……