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MODEL | Ref.1016 オイスターパーペチュアル エクスプローラー |
MOVEMENT | Cal.1570(前期) |
AGE | 1972年製造 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 36mm/横径リューズ含めず×44mm/両ラグ先端まで |
1972年ハック★ロレックス エクスプローラー Ref.1016/Cal.1570★日本ロレックス オーバーホール見積
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バックケースのインサイドにヒストリックマークを入れた最終欠番とも言える1972年製造のRef.1016。当然1973年以降のものはヒストリックマークは無くなり、完全な製造年はローマンナンバーシリアルが誕生するR番以前まではシリアルからの年代の100%の判断は微妙ながらも断言できないのも現実である。そんな1972年製造、そして未だロッレクスが人の手で組み立てられていた良き時代の現在の3000番台キャリでさえも及ばないほどの耐久性を誇った”Cal.1570/ハック機能”搭載の一品をご紹介したい。ダイアルは当時のままのトリチウムの色合いを残し、マットブラックの柔らかみまで当時の最高の漂いを魅せてくれる。ダイアルのセンター針の付け根部分、そしてダイアルの7,8時位置に油による染みがほんのりと出ているが気にならない程度で、ベンツ針のトリチウムの色合いも含めすべて当時のままの最高のコンディションであることをまずはお伝えしておこう。当然、12時位置にシンプルに描かれたロレックスエンブレムは、年代的にも時計職人の”手の平”をモチーフにして創り上げられたものであることを証するかのように、より小さく纏められたそのエンブレムは、他ロレックススポーツモデルのように力強い印象ではなく、簡素な美しさでモダンな装いでオールドエクスプロイラーファンのハートくすぐる必須アイテムとなっているのもこの年代の特徴であろう。そしてケースは小キズは多少あるが目立つキズも無く、この年代としては最高の趣を感じることが出来る。当然、ラウンドのベゼルから吸い込まれるようにラグへと続くしなやかなラインは、ステンレスというメタリアルの良さを最大限に引き出した独特のエクスプロイラーワールドを感じさせてくれるであろう。ブレスはRef.7836で、フラッシュフィットは”280″の1980年製で、この個体の純正もの、巻きの伸びは若干感じるが、柔らかな腕に感じるフィット感は最高そのもの。これ以上説明すること事態、烏滸がましいほどの最高の逸品である。当時のパーツだけにメーカーOH見積りは、クリスタル、チューブ、針交換が必要とされるだけに現実なOHは避ける為に、今回は見積もりだけで終了した。私のコレクションから最高の逸品としてオークションでより多くの方にこの逸品の良さを感じて頂ければありがたく思います。そして落札者の方には、言葉に出来ない感動と一緒にお届けすることもお約束しておこう。
1953年に特殊モデルとして誕生した”エクスプロイラー”、全モデルの中で世界の一般的価値観として、なぜここまで人気を博するのか….サブ、GMTなど他モデルのわかりやすいリファレンスとは違い、エクスプロイラーのリファレンスの謎は奥が深い。
エクスプロイラー誕生期、セミバブル時代に発生したファーストモデルと言われる”6150″でさえも、通常オイスター”PRESITIONプクシジョン”モデル、そして同年代にカナディアンロレックスで販売したドレス系エクスプロイラーと違うデザイン、モデルでありながら同じリファレンスが存在してしまう。この第一世代のエクスプロイラーは、更なる北米派生モデルにより謎が深まり、サブ、GMTなどの伝説ファーストモデルとは違い市場価値が、”北米ボーイズ”エクスププロイラー”を除き、今一であるのも事実である。そんな中で、アメリカ向けとしての意味合いが色濃くあったエクスプロイラーが世界市場として始めて誕生したのが”Ref.6610″であり、そのDNAを引き継ぎ、同ファレンスで3回のマイナーチェンジをすることにより、コレクターアイテムとしての必須要素を見出したのが、”Ref.1016″であり、スマップのキムタクにより日本での人気に拍車をかけ、それがアメリカ市場に飛び火し、その頃から世界的市場価値も年々上向きになり、他ロレックススポーツモデルとの共有パーツも無いことからもロレックスでのOH見積りのハードルが高くなり、メーカーOHが受けられない個体が市場に増え、更に1970年代から80年代にスイスで造られたフェイクものが日本市場に多く入り込んでいることも重なり、ロレックスで見積もりがとれる個体のバリューは、他モデルと違い群を抜いているとも言えよう。当然火傷を負いたくなければメーカーの見積がとれない個体の購入は絶対さけたほうが良いとお伝えしておこう。