極上品☆18金無垢シャンパンゴールド★ロレックス チェリーニ★Ref.4112/Cal.1601

 18金無垢のシャンパンゴールドという存在を限界にまで美しく表現する為に存在し続けてきた時計という物質を想像しただけで浮かんでくる”ラウンド”というごくごくシンプルな造形に、ベゼルをよりフラットにしながらも風防からダイアルまでの空間を深く設け、3次元的空間を創り出し、インデックス、針をバーとしての角という存在として表現もしている。それはシンプルで見せかけながらも見るたびにその様相に変化をもたらし、全く違う存在としてここに存在することを50年の歴史の中で語りつづけてきた…..”Ref.4112。

唯一ロレックスのモデルの中で、あえて実用的な意味合いを捨て、ラグジュアリーとしてだけその存在を意味する…しかしそこに秘められた思いは、機能的実用性の意味合いを芸術的実用性という言い方で変えたただけであり、秒針の必要性をスポーツ時計として世界に唱えてきたロレックスが自ら時間と分という空間にだけ拘り、時間を超越することとなる結果を導きだし、結果、それはただ単に美しいということだけでなく、空きのこない、見る度にその美しさと計算づくされたデザインの配置が、常に新鮮さでいられることの重大さを認識できることとなろう。その名の所以たる“ベンヴェヌート・チェリーニ”のように、各国の宮廷を渡り歩き金細工職人として、天才の称号を我が物としながらも、戦争、そして同性愛、殺人へと駆り立てた波乱万丈な人生…人間本来の持つバラドックスにこそ真実の美を追い求める価値が存在する。その結果、その偉大なる名をタイムピースのに歴史に刻んでいくこととなり、その”チェリーニ”と言う名の中にある深き意味たるこそが、まさにイタリアン・ルネッサンスの古きものより新しきを知るという、時代が変わっても美は永遠に変わらないという理論のもと、すべてにおいて不変たる格調高い気品を備えていると言っても過言ではない…….
そしてその内なる鼓動として耳に入ってくるその微かなアンクルとガンギの共鳴音は、古きキャリバーを進化させた名機”Cal.1600”の名の下に17石から19石に上げた”Cal601”。耐久性をより高め、ムーブメントのポテンシャルを最大限に発揮する為に緩急針と平行してテンプアームの先にC型マスロットを装備し、慣性モーメントを利用した緻密な調整を実現した。