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幻2代目バブルバック真実の軌跡★ロレックス Ref.2764/Cal.10 1/2★1937年

PRICE 
MODELRef.2764 オイスターパーペチュアル バブルバック2代目
MOVEMENTCal.10 1/2 
AGE1937年頃 
MATERIALステンレススティール 
SIZE30mm/横径リューズ含ず/34mm含み×38mm/両ラグ先端まで 

SOLD OUT

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幻2代目バブルバック真実の軌跡★ロレックス Ref.2764/Cal.10 1/2★1937年のサムネイル
幻2代目バブルバック真実の軌跡★ロレックス Ref.2764/Cal.10 1/2★1937年のサムネイル
幻2代目バブルバック真実の軌跡★ロレックス Ref.2764/Cal.10 1/2★1937年のサムネイル
幻2代目バブルバック真実の軌跡★ロレックス Ref.2764/Cal.10 1/2★1937年のサムネイル

エグラー一族として血を引き継ぐものとして又、ロレックスビエンヌ社を引き継ぐ最後の創業一族として君臨し、ロレックス史最大の時計技師として数々の発明を行ってきた偉大なる”エミール・ボレ”。1932年当時、技術部長であった時代にそれは劇的な発明として世に生を成した。そう『パーペチュアル/.自動巻き機構』である。そのオートローターに関する特許ナンバー”160492”は当然、時計産業の歴史を変えたが、その発明の源はロレックス社内部のクレームへの対処方法であったのは間違いない。1933年に発売されたパーペチュアルは、それまでロレックスの主力とした防水時計のリューズのねじ込みに慣れない顧客がリューズを開けっ放しにし、結果、水が浸入するというクレームが相次ぎ、すべて無償に保証したという。その結果、生まれたのがリューズを出し入れする必要のない”永遠”という言葉を使ってチラシに掲載したパーペチュアルであった。しかし、そのパーペチュアルの開発でロレックスに課せられた最大の課題は内部にあった。その世界初自動巻きの機構は当然、技術者達の間でも初めてであり、特にローターの取り外しに対し困惑し、社内のクレームとしてあがったのは事実である。その結果、セカンドとなるモデルから変更になったのが、技術者達に解りやすいように機械のダストカバー部分に細かく取り外し方法を刻印として打ち込んだ。それを証明する今回の一品は非常に珍しいというより、市場に出回ることがまずないと言われるセカンドのバブルバックモデル”Ref.2764”をご紹介したい。

『REGLER LA FRICTION SUR LE ADJUST FRICTION FITTING ELLE GLISSE EN ARMANT LE RESSORT ARBOR SO THAT IT RELEASES AFTER 5 TURNA TRIGGER SCREW』
のように分解方法が細かく刻印として打たれている。しかし620NAキャリ誕生により、その刻印は消え、その1年間くらいというロレックス史に残るその名機は姿を消し、ロレックスの歴史からも消え失せようとしている。しかし今回ご紹介する一品は、当時未だバブルバックというより、それ以上のでっぱりを見せ、底面がフラットとなったスクリューバックが物語るように、ローターには未だステップの面影も見せない。単純に700系の手巻きにダストカバー、オートローターをつけただけのようなものであり、そのローターには、未だクロノメーターとしての証を必要としない『ROLEX AUTO ROTOR SWISS PATENTED』の刻印しか存在しない。当然バックケースの刻印は1943年頃までの証たるようにオイスターウオッチカンパニー社としての”OYSTER WATCH CO”とそのケース製造部門である子会社”ソサエティアノニムロレックス”のロゴ”SARが入る。そしてクロムを多く感じる独特のくすんだスティールケースは驚きを隠せないほどの分厚い30mmケース、ねじ込みであることを強く意識させた6mmオーバービッグリューズ、そして最後にバブルバック創世記たる基本凛冽を物語るスモールセコンドを装備した70年以上の年輪が綺麗にヤケの広がったダイアル、風防は流石に当時から交換されているが、すべて1940年頃の完全オリジナル純正2代目バブルバックであることを皆様にお伝えしておこう。そしてこの一品は70年以上経ったにも関わらず、日差+30秒ほどで時を語らい、リューズの巻き上げから、ローターの爽快な動きまで、70年の間ね変わらず生き抜いてきたことを最大のバブルバックストーリーの生き字引としてご紹介したい….