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MODEL | Ref.6202 オイスターパーペチュアル “ターノグラフ” ミラーダイアル&ゴールドレター |
MOVEMENT | Cal.645 |
AGE | 1953年製造 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 35mm(横径リューズカード含み/竜頭含め44mm)×48mm/両ラグ先端まで |
伝説ミラーダイアル&ゴールドレター針極上Ref.6202★ロレックス ターノグラフ★1953年Cal.645
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ミラーという漆黒の光沢が、経年によりラジウム夜光が飛散しその様相はダイアル全体に曇りがかるように妖美な漂いを魅せ、自然がおりなす芸術のようにゴールドフレームの純正の時分秒針が時を語り始める。+パテントマークの刻んだツインロック竜頭がその年代を語るように、すべてにおいて年代を同色として年輪のように同年変色の証とする。ターノグラフの出生ストーリーのようにそのベゼルは秒単位をフルスケールとし、10秒ごとに数字を刻みバーと連動していくそのターノグラフという意味を全面に押し出している。それは決してサブマリーナではなく、そのすべての文字が黄金色に彩られたギルトレターとしてセンターにかかる”TURN-0-GRAPH”がこの一品の真実の姿を物語る。そして内なる鼓動とする1953年というセミバブル文化の継承として18000振動のロービートが”キャリバー645”サイズA296というテンプのリム部分にチラねじを装備し抵抗力を軽減し精度の安定を計った最高のビートが60年以上の時を刻み、すべてにおいて純正パーツとして洗練された歴史の重要性、そのすべての価値の重みをこの一品は感じさせてくれることは間違いない。
1953年華々しくデビューした…….1954年発行のターノグラフのチラシの巻頭に『THE WATCH WITH A THOUSAND AND ONE USES』とある。その言葉どおり、いろいろなシチューエーションで活躍するとチラシの内容も下記のとおりである。
『Timing a transatlantic telephone call,the rate of machine,a patent’s pulse,the speed of a train,the development of a film ? how often we long for a stop-watch on our wrist』
第二次世界大戦が終わり戦勝国であったアメリカ経済の発展に伴い、海外を飛び交うビジネスマンが増え、又、文化、医療の発展に伴い、”TIME IS MONEY”という言葉が生まれた如く、一日が時間との闘いであってのであろう。そのアメリカ市場に打って出た最高のモデルとして誕生した”Ref.6202”。
『国際電話での際、その電話をかけ始めた時点で時計のベゼルの0位置に合わせ、現在、どのくらいの時間が経過しているかすぐにわかる。又、医療分野でも、パルスメーターとして脈拍の計測開始の時点をベゼルの0位置で合わせ計測する。時に電車の速さなどを計測したりなど、ストップウオッチが人の生活においてどれだけ必要性があるかわかることであろう。それを誰もが簡単に実現できる時計である。』
チラシの一部であるが、こんなところであろう。そんなセールスポイントをチラシ一面に隙間も無く長々と書くところは当時のチラシらしいが、そんな”Ref.6202”も発売当時、暗闇の世界でも視認性を確保したブラックを基調としたミラーダイアルにラジウム表記、そしてギョーシエダイアルもあり、又、”TURN-0-GRAPH”表記に関してもダイアルOYSTERPERPETUAL下部表記のものもあり多彩なバリエーションを誇った。中でも高級仕様として18金無垢のベゼルとステンのコンビモデルも登場し、ダイアルバリエーションもスムースとギョーシエダイアルと存在し、楔型のインデックスにアルファー針のラジウム夜光使用、5分置きに表示された楔型インデックスのトップ部分にもラジウム夜光のドットを配した。そして18金無垢のベゼルには5分置きのバーと10秒単位の数字がエングレービングされ、その隙間にはクロスラインのエングレービングが繊細に丁寧に彫金として施された。
それはこのRef.6202が、ベゼル、ダイアルにバリエーションを持たせることで、どんなシチュエーションでも秒単位での計測を実現する為に創造され、それは海の世界サブマリーナ”Ref.6200,6204”へと、そしてそれは2004年、これが復活したことで、サンダーバードという世界もこの”Ref.6202”が創造したことを世界に明らかにした。当然、その独特のクロスラインのエングレービングベゼルは、サンダーバードアクロバットチームの官給品に引き継がれ、”Ref.6309、6609”へと引き継がれていたっのは間違いない。ロレックスが1938年に回転ベゼルの特許を初めて取得し、1953年、”特許ナンバー312285”により、完全に製品化された。そしてそれは、1950年に開発された”Cal.645(バブルバック最終機”630NA”から進化を遂げ緩急針で調整しやすいように調整口をつけ、テンプは環状のリム部分を熱い部分と薄い部分に分け、薄い部分に調整の為のチラねじを装備し、熱い部分からチラねじが飛びださないようにし回転半径を大きくすることによって慣性モーメントを上げ精度を高めたロレックスビエンヌ社製)を搭載することで、バブルバック最終”Cal.630NA”に終止符を打たせロレックスの新たな幕開けともなった。偉大なる”Ref.6202”。未だ未だ謎多きモデルであるが、ロレックスの歴史を物語る上で、その歴史のカギを握る存在であるのは間違いない。