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最終の章 Ref.810★IWC オールドインター★Cal.89☆1971年極上品 ステンレススティール

PRICE 
MODELRef.810 オールドインター
MOVEMENTCal.89 
AGE1971年 
MATERIALステンレススティール 
SIZE34mm(クラウン含めず)×42mm(ラグ to ラグ) 

SOLD OUT

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最終の章 Ref.810★IWC オールドインター★Cal.89☆1971年極上品 ステンレススティールのサムネイル
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最終の章 Ref.810★IWC オールドインター★Cal.89☆1971年極上品 ステンレススティールのサムネイル
最終の章 Ref.810★IWC オールドインター★Cal.89☆1971年極上品 ステンレススティールのサムネイル

1973年10月6日に第四次中東戦争が勃発。これを受け10月16日に、石油輸出国機構 (OPEC) 加盟産油国のうちペルシア湾岸の6ヶ国が、原油公示価格を1バレル3.01ドルから5.12ドルへ70%引き上げることを発表した。翌日10月17日には、アラブ石油輸出国機構(OAPEC)が、原油生産の段階的削減を決定した。こにより100年以上続いた安価な石油が5倍に高騰した。それは世界経済すべてにおいて影響を及ぼし、時計産業においては、1969年にセイコーから発表された”アストロン”をきっかけに機械式からクオーツに変わり、当初機械式の3倍ほどの価格であった相場がこのオイルショックにより低価格競争により、これに勝ち得ないスイス時計メーカーは破滅の路へと突き進むこととなった….
当然、それは歴史が紐解くかのようにそれ以前に”量産”という企業革命があり、これが機械式の本当の破滅への道のりのストーリーであったのかもしれない。
1969年、全時計産業が注目、スイス、そしてアメリカン法の下でのアメリカ各メーカーの”月面アポロプロジェクト”に対し、1961年のマーキュリー計画から4年間に及ぶオフィシャルウオッチ争奪戦のオメガ最終決定によりオメガがこの最大のチャンスを活かす為に1965年のからの量産体制への移行に対して各スイスメーカーも量産への移行、そしてオメガの独断場を恐れた各メーカーの1969年への様々な独自の開発プロジェクトが逆に衰退への道のりとなり、ブローバのアキュトロン、そしてクオーツ誕生となり、結果、各メーカーの打算的結果となったのは事実であろう。

Ref.810の軌跡…..

今回の”Cal.89″、そして最後のオートマテッィクとなる”854″をメインキャリとした1969年に誕生したこのリファレンスという名の下に誕生した一品が、その後、”Ref.820″、”804″など、それまでリファレンスナンバーを必要としなかったIWCが、なぜ突如必要性としたのか….やはり内部で何かが動きだしていったことは事実であろう。1946年に誕生したIWCの歴史最長キャリバーであるこの”Cal.89″は、毎年のようにほぼ製造されてきたが、1967,68年の2年間、なぜかひとつも製造されていない。そして突如1969年、毎年の製造数よりも1000個以上多く製造、他オートマティック”854,8541″も毎年の数よりも製造数を増やしている。このことからもIWC自体も製造ラインを量産としたふしが伺えるであろう。更にケース自体も他社への移行体制も有りその為にリファレンス管理する必要性があつたのかもしれない。そしてそれは1974年、オートマティック”Cal.8541″、手巻き”Cal.403″、そして1946年から続いた”Cal.89″伝説も幕を閉じる結果となり、1974年、IWCが独自のパーツ供給ラインで成しえた独自で生産していたすべてのキャリバーは終焉を迎えた。
そして1979年、それまで冬眠のように息を潜めていたIWCが1979年、復活を遂げた。それはルクルト社と共に”ジャガー・ルクルト販売株式会社として成功を納めていたフランスのジャガー社が買収した新体制の中で発動された事実は現在封印されつつある。そんな1971年頃製造された今回の一品”Ref.810″…….歴史の闇へと消えてっいた最後の巨匠伝説のそこにあるものは
40年以上時を刻み、そして確かな鼓動として18000振動の優しいロービートのサウンドが耳に伝わってくるのみで、何も変わらぬ不変の鼓動として存在する。そしてそれはジュラ様式の曲線を大胆に繊細に表現した2,3,4番各車を受け止めたブリッジに魂は宿り、ビジョンブラッドのエクストラルビーの美しさがそこに交わることで世界の人々魅了した”Cal.89″伝説は確固とした存在として今も尚、伝説として語り継がれている。そしてその最後の語り手としての象徴である”IWC”のアプライドのエンブレムが、立体的造形の美しさを身に纏いダイアル12時位置に燦然と輝き続けていることを皆さまにお伝えしたい。

“Cal.89″ それはIWCそのものの歴史なのかもしれない…….