クールストア販売商品

幻…クッションシェイプ☆オメガ☆Cal.40,6L☆第一世界大戦軍用1920年代

PRICE 
MODELクッションシェイプケース 第一世界大戦軍用
MOVEMENTCal.40,6L 
AGE1920年代 
MATERIALステンレススティール 
SIZE45mm(クラウン含めず)×55mm(ラグ to ラグ)  

SOLD OUT

申し訳ございません。こちらの商品は現在売り切れです。
同モデルあるいは近いモデルをお探しすることが可能な場合もございますので、
お気軽にお問い合わせください。

幻…クッションシェイプ☆オメガ☆Cal.40,6L☆第一世界大戦軍用1920年代のサムネイル
幻…クッションシェイプ☆オメガ☆Cal.40,6L☆第一世界大戦軍用1920年代のサムネイル
幻…クッションシェイプ☆オメガ☆Cal.40,6L☆第一世界大戦軍用1920年代のサムネイル
幻…クッションシェイプ☆オメガ☆Cal.40,6L☆第一世界大戦軍用1920年代のサムネイル

1900年のパリで世界で初めて一般的民衆の前で腕時計として初めて金賞をとることで一躍オメガが華を飾ることとなるが、それは19世紀の最終には既に戦場で登場していた。良くその引き合いに出されるのが1899年からの”ボーア戦争”であろう。時に未だ、ポケットウオッチの時代、時計は戦争の中でかなり重要的なウエイトを占めていたことは確かでである。当然、激戦の中で、ポケットから腕時計を引っ張りだす時間も無く、すぐに見ることを必要とする為、腕に嵌める為に数々の考案が成された。まずは腕に嵌める為に紐状のものを時計にくぐりつけそれを腕に嵌めるという、それは当時”リストホルダー”とも呼ばれ、当時のイギリス軍、元帥である”キッチナー司令官”が考案した”キッチナーベルト”というものまで登場した。しかし完全に腕時計として確立するのは未だ早くいくつかの困難があった。特に当時、割れやすいアクリルの風防は戦場で割れた破片で傷つく兵士もおり、その風防に対し、割れないようにハンタースタイルのもの、又、メタルカバーも考案された。1880年、ジラール・ペルゴがドイツ海軍に納入した時計にもメタルカバーが装着されていたが、果たしてそれが真実かどうかはわからないが、いろいろな説も飛び交うのも時-事実であるが、このハンターもメタルカバーも時計を読み取るのにカバーを開閉する必要があり、時にその行為が戦場では命とりになり、その必要性は未だ、ポケットウオッチに軍配が上がったのも事実、それを裏付けるに当時では、腕時計、ポケットウオッチ、そしてリストホルダーの3点セットなどのキットも販売され、第一次世界大戦まで腕時計としての確率は待たなくてはならないでろあろう。それは海軍などが使うマリンクロノメーターを除き、国によりその時期は違うものの未だ国が兵士達に支給する官給品としての存在ではなかったことに随時するであろう。当時、兵士達に時計を贈ることが銃後の人々の出来ることの最大の一つとして考えられていた。そしてそれが第一次世界大戦を期に各国、当初は無料で配布されるのは将校と上級下士官だけであったが徐々に普及されることで一気に腕時計として確立していった。まずは夜光部分にラジウムを使用し、衝撃で飛散しないように特殊な塗料で固められたり、割れやすかった風防は厚さを増し、戦場で気付くと風防が無くなっているという現実にクリッチ式ベゼルを採用したりと時代がポケットウオッチから腕時計へと変わっていった。更にダイアルは、12時間表示のダイアルの内側に13から24時間表示とし世界規模で展開する軍隊にとって必要不可欠な表示方法となった。いわゆるこれも世界規模となった第一次世界大戦が生み出した表示方法であり、すべてにおいて今日に至る腕時計という歴史は、戦争という悲劇が生んだ産物と言っても過言ではない。そんな腕時計として戦場で確率していった時代、特に腕時計として流行ったのが”クッションシェイプ”と呼ばれる腕時計であった。
その当時の歴史を物語る一品が今回ご紹介する正真正銘のオメガの”クッションシェイプ”である。当然、1920年代から30年代のミリタリーはでかくなければならなかったようにそのクッションケースは何と”45MM”オーバー、ラグは完全なハメゴロシでクロムとスチールの重圧を感じるそのくすんだ色合いは、当時のミリタリーの血生臭い匂いがプンプンする。ベゼルは分厚い風防をガードするエッジのつけたねじ込み式のこれまた分厚いベゼルでガード、そしてこの逸品のすごさを感じさせるケースと同時に感じさせるダイアルは、メタル盤のダイアルのコーナー全体に細かく目盛りを描き、その内側にアラビアン数字を浅く掘り込みその凹にラジウムを塗布しその上から特別な樹脂で固められている。特にそのインダイアルに表示させた13~24時間表示のレッドナンバーも掘り込まれその凹にエナメルで描かれ、驚くほどのクオリティーの高さを物語るダイアルは全体的にヤケで枯色となっているが、それが又、最高の味わいとなっている。当然、その様相から考えられる時間を司る内なる鼓動は、20年代、ポケットウオッチからミリタリーの定番としてオメガの歴史を築いてきた”Cal.40,6L”。15石にしてこの耐久性は半端ではない。特に昔ながらのデカめのチラネジで精度を追い求めるプロセスは、その黄銅とスチールのバイメタルであり、温度差による精度の乱れを解消する為に天輪に切りこみを入れた切りテンプであることで、20年代から30年代のヒストリーを奏でる証となっている。当然バックケースのインサイドに刻まれた当時のオメガのエンブレムと5桁シリアルが、この時代を生き抜いてきた証として今もこの時を正確に刻んでいることは事実である。