伝説ファーストモデル マーク2★ブライトリング ナビタイマーRef.806★Cal.178 ビーンズ回転ベゼル

まるでスティールでできたパールのようにいくつかの丸みを帯びたビーンズが光の屈折を受け止め、自然光のように光輝く……見た瞬間、その偉大なる伝説ストーリーが迸る….その証を確かめるべくダイアルは、その伝説の名に相応しい”オールブラック”、焼きつけ塗装として仕上げられた完成度の高いブラックのキャンパスに当然イン溝に仕上げられたクロノグラフのダイアルは丁寧に目盛りも施され、真ん中に配した大きく開かれたゴールドのアブライド仕上げとして最高の伝説的となる翼は飛行士協会AOPAの象徴、それも今回のモデルはAOPAの文字のない”BREITLING”を配するいわゆるファーストでも”マーク2″と言われる希少なダイアル。センターの時、分針、アローのクロノ秒針すべてのホワイト塗装が光沢のあるクリーム色に変色し、そこに施された夜光塗料がアラビアンインデックスと共にヤケからカレた状態へと変化し自然美としてここに存在する……

『ブライトリングナビタイマー “ファーストモデル” AOPA　Mark2』

なぜここまで美しいのか…..セカンドモデルとは全く違うこのクオリテイーの高さ、逆にセカンドモデル移行に対し、ここまで生産コストを下げる必要性があったのかと疑問視するぐらいのクオリティーの高さを誇るこのファーストを手に持ち、この偉大な回転尺を極める….

ビーンズエッジを贅沢に心ゆくまで指で触り、空へ飛ぶ自分を想像する…….。

より高くまで飛び5000メートルからいっきに毎秒1メートルで落下する時、果たして対空可能時間をどれだけ自分に与えてくれるのであろうか…….

外側スケールの50(5000メートル)を内側60(毎秒1メートル/分60メートル)に合わせ、内側10の対するスケールを読み取れば、そこには”83分”という数値が示される…読み取った瞬間、にひるに笑う自分と、そして手の中にある偉大なる一品に世界のどれだけの人間が同じような思い、そして喜びを感じたことか、この一本のタイムピースがそれを教えてくれるようである。1952年に世界最大の飛行士協会”AOPA”の公式モデルとなると同時に開発されたナビタイマーのファーストモデルたるこの一品、当然、内からなるロービートの温かい昔ながらの響きわたる音。銅メッキでしっかりと耐久性を確保し、そのゴールド色のパーツすべてに丁寧に施されたアングラージュの匠の拘り、太目のオペレーティングレバー、そしてクラッチング、リセットハンマー、更にピラーにかかるバネすらも太く頑丈に極めた底力を感じ、ヴィーナス史上最高のキャリバーとして君臨した”Cal.178″の厚いビートを体全体で感じることの出来る逸品であることもお伝えしたい。すべてにおいてパーフェクトを求めたからこそ、未だに”ナビタイマーファーストモデル”は永遠に語り継がれていくのであろう…….