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1950年代激レアCal.143.6★ゼニス★手巻クロノグラフ12時間積算 エクセルシオパーク

PRICE 
MODELクロノグラフ エクセルシオパーク 
MOVEMENTCal.143.6 
AGE1950年代 
MATERIALステンレススティール 
SIZE37mm(クラウン含めず)×44mm(ラグ to ラグ)  

SOLD OUT

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1950年代激レアCal.143.6★ゼニス★手巻クロノグラフ12時間積算 エクセルシオパークのサムネイル
1950年代激レアCal.143.6★ゼニス★手巻クロノグラフ12時間積算 エクセルシオパークのサムネイル
1950年代激レアCal.143.6★ゼニス★手巻クロノグラフ12時間積算 エクセルシオパークのサムネイル
1950年代激レアCal.143.6★ゼニス★手巻クロノグラフ12時間積算 エクセルシオパークのサムネイル

1969年3月ブライトリング、ホイヤー率いるスイスクロノグラフ協会を基盤に開発された世界初自動巻きクロノグラフ”Cal.11″、その後セイコーから5月”Cal.6199″そして最後に36000振動という高振動を引っさげゼニスが”Cal.3019CH”を開発、エルプリメロ伝説の幕開けとなった。しかしここまでくるゼニスには底知れない経営陣の苦悩と挫折があったのは言うまでも無い。その隠れた真実が見えてくる一品が今回ご紹介する一品ではないだろうか。

“Excelsior Park/エクセルシオパーク”Cal.40”

1950年代からギャレットやジラールペルゴにクロノグラフを供給していたエボーシュメーカーであるが自社モデルも発表し、スイス政府が推奨したエボーシュ連合にも属さず異端的なメーカーではあるが、そのクオリティーの高さは半端ではない。今回のゼニスの一品を見て頂いてもわかるとおり、12時間積算系のクロノグラフ、通常ゼニスは、2つ目クロノグラフの場合は、ユニバーサルのマテール社製”285″インハウスナンバー”Cal.156″を使用し、3つ目はこのエクセルシオパークの”Cal.40″を頼りインハウスナンバーを”Cal.143″と呼んだ。そのクオリティーは他エボーシュとは全くかけ離れた存在であ。他エボーシュメーカーはムーブメントを互い買いながら他社の利点を研究開発することで独自感を出していったが、エクセルイオパークの配列は恐ろしいほど他と共用点が無く、独自性のオンパレードムーブメントであるとおり、配列は通常のクロノグラフを逆さまにし6時位置にテンプ周りを配し、他では見られない12時間積算系のリセットのクラッチングレバーの為に変形したクロノグラフホイールを配した二股のブリッジ。特に耐久性と衝撃、振動への徹底した考慮からルビーの受石まで添えられた特別なドライビングホイール用ブリッジは世界最高峰手巻きクロノグラフと呼ばれた”30CHキャリ”を思わせる。更にクロノプッシャー側にピラーホイール、リセットハンマーを配置させることにより、通常、長めのオペレーションレバーからジョイントパーツをはぶいた短めのプレート状のレバーとしてクロノスタートの動力を直接ピーラーに伝え、スタート、ストップ、そしてリスタートを爽快な操作感を与え、より動力に負担をかけない作りとしている。どこから見ても又、一目見ただけでエクセルシオパークと誰でもわかるほど独自性があり、クオリティーの高さが伺える。ゼニスがここまでのムーブメントの供給を受けたのもわかる気が当然するが、ゼニスにはもう一つの顔がこの時代あったのも事実である。それは1961年から始まるアポロ月面へと続くNASAのマーキュリー計画である。実はこの月面公式時計としての争奪選に何とこの3大マニュフアクチュールと呼ばれたゼニスだけが、選定内に入っていなかった。それはなぜか今は謎であるが、一つの仮説が浮かび上がる。それは防水、耐磁、耐衝を備えた12時間積算系クロノグラフモデルの自信のあるモデルを誕生させることが出来なかったのではないだろうか。それはエボーシュメーカーに頼っていたクロノグラフ分野において、当然耐磁モデルを考えればエボーシュとの連携が必要になってくる。その連携が実はうまくいかなかったのではないだろうか。特に1960年代の丁度この時期、ユニバーサルのムーブメント製造を担っていた”マテール社”を買収し、ご存知エルプリメロ開発の主役でもあるモバド社を買収し2つのクロノグラフエボーシュメーカーを買収している。これはエルプリメロ開発の為ではなく、世界の時計メーカーが参戦したマーキュリー計画での15社の選定、その後のアポロ計画での世界の頂点へ君臨するプロセスを勝ち取る為のゼニス社の思惑であったのではないだろう。当然、12時間積算計を持ったエクセルシオパークも買収劇はあったはず。しかし失敗に終わった。そして日本のセイコーまでもがマーキュリーの選定に残り、世界の人類すべてがその人類初月面へ夢を載せた時代、その屈辱に対し、ゼニスは地道にエルプリメロ開発に没頭していった。
そんな勝手な妄想劇をお話ししなから真実は闇へと隠されていったが、1969年7月オメガを手にしたパイロット達を乗せ人類が初めて月面に着陸し、同時期、ゼニスは”エルプリメロ”を開発したという事実だけは真実であり、そしてこの一品が物語るように12時位置に燦然と輝く頂点を意味する”☆”のアプライドに表現されたエンブレムだけはその真実を知っているのは間違いない。

【コンディション】

日差±60秒、ゼンマイ、ガンギ、テンプのチェック済みの最高の一品のムーブメント3ヶ月保証お付けいたします。クロノグラフ完全稼動、0ポジション戻りOK!。ダイアルには経年のヤケが全体に広がり最高のビンテージ感を出している。