幻保証,検定書付属★ロレックス オイスターパーペチュアル セミバブルバック Ref.6085/Cal.645★14金無垢シャンパンゴールド

 1932年当時から実は構想が練られていたノンスクリューの”スーパーオイスタークラウン”を定義に持つ”セミバブルバック”という名の存在、 18年の月日を擁して開発されたチューブとクラウン(リューズ)にパッキンをもうけ押し込むことによりその圧力で高い防水性を可能にすることでネジ込みチューブを必要としない6mmというビッグクラウン“スーパーオイスター”とした名で誕生したが1952年ロレックス　ジュネーブ社のトリプロッククラウン開発(特許番号:300363)により、そのクラウンは、その5～7年余りの短い生涯を閉じたのである。そんなスーパーオイスターからツインロックに変更された1950年頃の希少なセミバブルバック”Ref.6085”をご紹介したい。バブルバック期より一回り大きくした34mmのラウンドケース、よりワイドになったエンジンベゼルも含めすべて希少な14金無垢なかなか最近では世界市場的にも金無垢モデルにお目にかかることは無いに等しい。かなり希少な一品である。ダイアルは50年頃の完全な純正ダイアルであり、楔型のアワーズにアルファー針、針の夜光、アワーズのトップ部分に添えられたドットポイントの夜光すべてがラジウム独特の枯れ具合で最高のビンテージ感溢れる深い味わいを感じることができよう。更に青焼きのブルースティールの秒針もどことなく美しくすべてにおいて最高の出で立ちを魅せる。
しかしこの一品のストーリーはとんでもないものを用意していた。何とこの一品が1951年4月6日にクロノメーター検定を完了した検定書もついたギャランティーペーパー付きの当時もののすごい奴だ。まず滅多にお目にかかることのない一品だけにこれだけでも最高のステイタスとなろう。当然この独特のローターサウンドを聞かせてくれるその鼓動は18000振動のロービートの語らいを1951年に開発された”645キャリ”に載せ、バブルバック最終機”630NA”から進化を遂げたことをアピールするかのように、緩急針で調整しやすいように調整口をつけ、テンプは環状のリム部分を熱い部分と薄い部分に分け、薄い部分に調整の為のチラねじを装備し、熱い部分からチラねじが飛びださないようにし回転半径を大きくすることによって慣性モーメントを上げ精度を高めたロレックスビエンヌ社の魂を感じる独特の造形美も感じることができ、そしてそれは角穴に刻まれた”SUPER BALANCE”として世界に名を馳せたことは言うまでも無い。そんな今回の一品、長いバブルバック創世記からやっとの思いで抜け出たねじ込みという当初クレームから始まった世界を、スーパーオイスタークラウン誕生への軌跡として、そして”645キャリ”開発により、よりフラット化へのセミバブルバック誕生秘話としてその50年頃製造という経年の重みを感じる最高の逸品であることは間違いない。
そして最後に、この最高の一品に対し、マテリアルは9金無垢であるが、ラグ幅はストレートエンドの3連のリベットのエクステンションブレス、そのクロノグラフモデル、オイスターモデルに装着出来るブレスとして存在し、1960年代のヒストリックマーク、バーミンガムでのインポート、そして金無垢であることを検定する民間の機関としトウロクされた”CY & CO(CLEWLEY & CO)”社の刻印のある最高のブレスを装着しての出品とさせて頂こう