1944年代製造★ロレックス オイスターパーペチュアル ビッグバブルバック Ref.3131/Cal.630NA ★14金無垢

 ロレックスがオートマティックとしてキャリバーにナンバーが入った最初の620NAとして機械に刻んだ1943年頃から存在し、1952年頃までの長いロングセールとしてロレックスの歴史にその名を刻んだ”Ref.3131”。金無垢モデルの代名詞として世界の人々から当時は愛されたことは確かである。
今回のRef.3131は、5代目となり、そのバブルバック誕生からオイスターとしての定義となったベゼル、ミドルケース、バックケースの3構造タイプである。バックケースと同じようにベゼル自体にもねじ込みがあり、すべてにねじ込みを施した筒状のものでムーブメント全体をカバーし、そのねじ込みのインナーカバーをミドルケースにはめ込み、ベゼルとバックケースでサンドイッチのようにすることで完全に防水を高める。当然パッキンはベゼル、バックケースとも必要なるがパッキンを必要としないほど防水力を高めることが出来る。この5代目以降、このインナーカバーのケースは無くなっていく為、バブルバック特有のこの構造は、バブルバックフファンであれば、心そそるひとつの要因であることは確かである。今回の一品も3構造の14金無垢、ストレートエンド部分のシリアルナンバーの部分は薄れずにしっかりとしておりケース自体も痩せはあるが、重厚感のあるバブルバック特有の漂いは十分である。ベゼルは5代目までの特徴的な太目のワイドタイプ、当然ムーブメントは6姿勢、温度差調整を施し、天輪のリム部分に凹部分を設けそこにチラネジを装備することで、抵抗力を無くしたスーパーバランスの710をベースにシングルカットローターを備えた620でサイズはNAとなるロレックス史に残る名機であることは確かである。