幻!GAY FRERES/ゲイフレアー Ref.7206 ロレックス3連リベット1965年製

 1835年にスイス時計の聖地でジャン・ピエールとガスパード・ティソでチェーンショップとして誕生したが、主に懐中時計のチェーンをハンドメイドでクオリティーの高い品質としてヨーロッパ全土にその名が知れ渡っていった。現在ではCGを駆使して複雑なデザインで高級ジュエリーカンパニーとして世界の要人達から熱い支持を受けているが、1900年代のゲイ　フレアーブレスは完全ハンドメイドとしての繊細なデザインと実用性での耐久性への評価は非常に高く世界一とも呼ばれたほどで、ティソ、オメガ、ルクルト、ロンジン、そして高級ブランドであるヴァシュロンコンスタンタン、オーデマ・ピゲ、パテックフィリップなども採用したことでも知られる。ロレックスとしては、1930年のインペリアル、34年の、パーペチュアル発表に伴い、オイスター専用ブレスとして開発、ボンクリップ社と同じようなバンブーブレスやライスブレスまで幅広くデザインし、ロレックスのブレスの基礎を築いたと言っても過言ではない。当然、現在のオイスターの基本3連のリベットの当初のデザインはゲイ フレアー社のものである。ロレックスとの関係は1960年代まで続いたが、現在でもゲイ フレアー社のロレックスのオイスターブレスは希少価値があり、ロレックス社に最後に供給したRef.6636のエクステンション、Ref.7206のリベットは現在、全く市場から消え失せてしまった。ロレックスコレクターが今でも追い求める一品として、ロレックスGMTマスター1675、エクスプローラー1016、サブマリーナ5512,5513のミラーダイアルのモデル期の個体に最高のプロセスを飾るアイテムであることは間違いない。今回の一品は1965年製の一期。何度もお伝えするがアワーズのインデックスもラジウムからトリチウム夜光に変わり、サークルが無くなった頃のミラーダイアル最終期を飾るあなたの1675,1016,5512,5513の必須アイテムとしての威厳を限界へと導く最高のアイテムとなることは間違いない。