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幻クオーツへの軌跡★ウイットナー エレクトロン Ref.6150/Cal.11EW1★1961年

PRICE 
MODELRef.6150 ウイットナー エレクトロン ラウンドケース
MOVEMENTCal.11EW1(L4750) 
AGE1960年代 
MATERIALステンレススティール 
SIZE39mm/横径リューズ含めず×47mm/両ラグ先端まで 

SOLD OUT

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幻クオーツへの軌跡★ウイットナー エレクトロン Ref.6150/Cal.11EW1★1961年のサムネイル
幻クオーツへの軌跡★ウイットナー エレクトロン Ref.6150/Cal.11EW1★1961年のサムネイル
幻クオーツへの軌跡★ウイットナー エレクトロン Ref.6150/Cal.11EW1★1961年のサムネイル

それは1959年誕生した…….ゼンマイを必要とせず、電池を利用しその電流でテンプを動かす。当然、2,3,4番車の輪列はそこには無く、ダイレクトに脱進機にその動力は伝わり、18000振動となり精度へと導いてくれる。当然その駆動は、プラスチックカバーから出たアロー型の金メッキされた端子とバックケースを利用しそこに電池が触れ合うことで、スイッチが入ることとなる為、バックケースを開ける以外は1年間は駆動し続ける。電流による動力はそれまでのゼンマイから歯車による伝達の中での各部品の消耗、油切れ、又、自動巻きも含めトルクがそのゼンマイの巻き上げによル変化の歩度への影響など、様々な問題を解消した。
そしてそれはエボーシュSAの主軸としてスイス時計界を引率してきた”ランテロン社”から1959年4月20日、特許ナンバー”346828”としてこの世に正式に誕生し、翌年それは、”キャリバーL4750”の名を与えられることとなる。そして1961年、4月15日スイス、バーゼルにおいてそれは世界の人々を震撼させることとなった。
そんな伝説キャリバー”L4750”ファーストキャリを搭載した今回の一品は、当時アメリカで電磁式時計の開発に沸いた時代であり、同じくトランジスタを利用し、そこに磁石を応用した”エレクトリック500” をハミルトンが既に開発しており、それに対抗する為にウイットナーがいち早く供給を決めた伝説モデル『ELECTRO CHRON/エレクトロ クロン』である。すべてにおいてその電磁式のプロセスを全面に押し出すように、そのシルバーの光沢コーティング仕上げされたダイアルには、何と時針に未来を背負った意味を成す宇宙という世界を描いた”コスモ針”と電磁そのものの存在として”?イナズマ針”を分針に採用。バックケースにもその?イナズマのマークを深く刻みこんだ。時計という概念を捨て、新しいものへの挑戦、いわゆる新世界への第一歩を歩んだ最高のモデルである。
しかし1960年の晩年、セイコーから水晶発振式の時計クオーツが開発されると時代は一気にクオーツへと流れ、この”L4750”伝説キャリバーは、後継機”L4760”へと引き継がれたが1966年、その短い生涯を閉じることとなった。人が忘れてはいけないもの…それはいつしか消えていった真実を呼び起こすことで、埋もれたその時代に関わった人の思いを感じることが出来ることではないだろうか……