これほどまでに美しいと感じるタイムピースが存在したのであろうか… その純白の透き通る輝きを誇るエナメル仕様の文字盤、要所要所に施されたステップの18金無垢のラウンド、ラグの気品溢れるティアドロップの形状、その全てが世界を未了した宇宙という壮大なロマンを月齢、ムーンフェイズとしてその意味たるものを文文字盤に託したモデルである。1970年頃に制作されたこの一品は世界市場でも出会うことのない希少な逸品であり、まず世界的にも見つかることはないだろう。当然、その内なる鼓動はデュアルタイムモデル同様に自動巻きとしての名機Cal.2124である。
21金無垢ローターにすることで、両方向回転の軌道をスイッチンロッカーとしての独特的な切り替えサウンドと共に、左右に揺れるトルクへの軌跡をスムーズに伝えることに理を置いた最高の名機キャリバーと言おう。そのクオリティーは5姿勢差調整に標準32石を多石化33石、薄型自動巻きとして名機として伝わり2224キャリバーのベースとなり、50時間という圧倒的パワーリザーブを誇る。
1968年にジャガー・ルクルト社が開発した”920キャリ”をオーデマ仕様として提供した最高の技術とヒストリー性を持ち、薄型自動巻きとして平ヒゲにビーンズ状のヒゲ持ち、そしてブリッジに施されたコートド・ジュネーブ装飾が高級的プロセスに迷いの無いほどの真実の証として、この逸品の内なるオーラと共に、この逸品が特別な存在であることを証してくれる。
★★★ AUDEMARS PIGUET ★★★
18K Solid Gold Stepd Round “MOON PHASEASE AUTOMATIC” White Enamel Dial
18金無垢ステップケース ティアドロップラグ ”ムーンフェイズ 自動巻き” 光沢エナメル文字盤