

チャールズ ルイ ティファニーが1837年9月にブロードウェイにオープンしたティファニーストアー。世界一と誇るジュエリーブランドはここから始まった。しかしティファニーが追い求めた真実はタイムピースにあったとも言われ、その拘りは、1861年にスイス ジュネーブに建てた工房を拡大する為に、1874にジュネーブ コルナヴァンに類をみない大規模な時計工場を設けた。同時ニューヨークのユニオンスクエアーははーの中でも老舗のメーカーであり、1840年の終わり頃からパテックフィリップ社から機械を購入し最高のタイムピースを作るようになる。しかし1878年には、ジュエラーとし゛ての威厳を保つ為にマニュファクチュールから撤退、工場をパテックフィリップに売却した。
そんなティファニーだからこそ、ジュエラーとして時計販売には強い意思を持ち、各スイス時計メーカーと販売タイアップをしていった。ロレックスとは1950年頃から始まり、1990年にはロレックスとの販売タイアップを終了させているが、ロレックスのモデルの場合もロレックスから仕入れた時計のダイアルに独自の”TIFFANY & CO”の刻印を印字し販売を行った。
当然、現代において、そのTIFFANY & COの印字のあるものは通常のモデルより市場価格が上がり、プレミアのつているものもあることで、偽物ダイアル業者が寸分くるいも無く、本物として売る販売業者も増え、市場は偽物と本物との境がつかなくなった。更に日本ロレックスはその”TIFFANY & CO”の文字だけを後印したものでもコンプリートサービスを受け、尚更、市場にティファニーの真偽性を知らないままWネームとしての偽物も増えていった。一言で言えば、日本ロレックスはそのダイアルがティフアニーで売られたものかどうかを真偽することは出来ないのである。何故なら彼らは前頭にお話しした通り、1990年にロレックスの代理店契約を解消していることで、ティファニーと揉めることば絶対に避けなければならないということである。ロレックスはそのダイアル自体がロレックスの純正であり、夜光部分がコンプリートサービス時に針やインデックスの夜光部分が脱落する可能性のある状態かどうかで針、ダイアルの交換か否かを決定している為、その個体がティファニーで販売されたかどうかはアーカイブとして残ってはいるが決して公表することはできないのである。ではティフアニーダイアルの真偽性を問う方法はあるのか….2023年よりロレックス本社ジュネーブ内でNFCカード導入、更にNFTへの参入表明をきっかけに変貌した。そこには今までのように、真偽性に関して問う内容はロレックス社から書類は一切なくなった。その意味とは……