1936年インポートされた年を現したnのホールマークにFFを上下左右逆にしたにグラスゴーの港にインポートマーク、そして14金無垢を現すブリティッシュホールマークに15cという15金無垢としとの存在を表すスイスホールマーク。製造国と輸入国との関係の中で生まれたこのホールマークの存在により、この時計の真実を明らかにすることとなる。1936年には当然、ハンター式のトレンチケースは既に製造がほとんど行われていない時代に、特別な存在として受注インポートされたのが伺える。お気づきのようにこの時代の14金無垢のクッションケースは滅多に存在しない。更にその14金無垢の存在に特別として与えられたのか、アラビアン数字に幾何学的なスケールを文字盤に描いたその様相は、見ただけでもその存在に圧倒されてしまう。キズ見でも、その正確に描かれインク滲みもなく、乱れもない字体とスケールに、オリジナルコンディションとしてのストーリーが伺える。そして当時のブルースティールのカセドラル針がこの文字盤の美しさに更なる価値を与えているこには間違いない。 そんな今回の1936年インポートの最高の一品。ハメゴロシのラグに32mmの当時としワイドな存在感は、腕に嵌めた瞬間に感動を覚えるのは自然的な事と考えてしまう逸品であることには間違いない。
