
28.8mm径、4mmの厚さに、当時人間が成し得る技術を限界へと導きたる最高のキャリバーが存在する。1940年、ルクルト社が精度への挑戦をクロノメーターに託したる”スモールセコンドキャリバー449、センターセコンドキャリバー450である。クロノメーター手巻き伝説ジオフィジック”Cal.478″への軌跡となり、ヴァシュロン・コンスタンタン伝説名機としたキャリバー453の軌跡ともなった。精度の微調整とバックラッシュを軽減させたスワンネック緩急針仕様に、ゴールドのシャトン留めとしての役割りを保つバランスコック部分の先端に取り付けられた独特の形状を放つゴールドの押さえバネ、全ての造形はまるで彫刻の美として、そこに存在する。 その名機たる450をおしまなく全面に表現した今回の一品は、素直に時計とは何か、という答えを見いだしてくれるようなシンプルであるが、35mmを裕に超える存在感を与えるルイ・コステス社(Louis Coste & Cie)18金無垢のローズゴールド、文字盤にも3,6,9にドットの球状メタルのアワーマーカーズに、ハンマー型の時分針全てがローズゴールドであることで、このタイムピースの存在感が見た者全ての脳裏から離れられない最高の存在感を与えている。そして1940年代のこの逸品の状態がほぼ磨きのないノンポリッシュで、目立つキズも打痕もない最高のケース状態。そして文字盤も当時のままの状態で腐食部分もなく、風防は長年の温度差で中に細かいヒビの入った最高の純正風防であることをお伝えし最高の逸品であることを証しよう。 |




