
| 1932年より自動巻きという新たな進化を遂げたタイムピースの世界、ロレックスによりその世界は確立され、1940年に入りその自動巻というムーブメントにサイズナンバーが刻印されることとなるそれは620NAから始まり、630NAへのバブルバック最終キャリへ、そして1950年にはサイズ”A260”/645キャリバー、そして”A296/745キャリバー”というセミバブルバックへと進化を遂げた。しかしその同年ではそれまでの左方向への巻き上げでしかゼンマイが巻き上がらないいわゆる”片巻きあげ式”から両方向から巻き上げるこの出来る”両方向巻き上げ”が開発された。その後のロレックスの基本系と言っても過言ではない”Cal.1030”が登場となる。なぜ1030がありながらセミバブルバックと呼ばれる”645,745キャリバーが55年頃まで存続したかは定かではないが、そのダストケースの下に隠れた645,745の仕上げは基本8姿勢差にスワンネック緩急針と高度な技術を使っていることもあり、ロレックス自体が直ぐに、特に今までの天輪にリム部分を設け、抵抗力を無くしたスーパーバランスからチラネジを有する”1030キャリ”だけにロレックスの確信を得ることは出来なかったのかもしれない。 ロレックスのサブの6538やトゥールビート6556など、数多くの伝説モデルを1030キャリは誕生させているが、やはり1030を語る上でノンオイスターモデルは欠かせない存在であること間違ない。その筆頭となるのが6564,6567であるが、その文字盤の多様なデザインから6569もかかせない存在であるのは間違いない。その様相は手巻きの6422と比較される人気のあるモデルであり、当然、この1950年から1959年の間でしかないその立体的である”ROLEX”の紋章は最高のステイタスであることは間違いないが、この6000番台のモデルの中でもノンオイスターモデル特有のスピール型のアワーマーカーズとして表現しているその様は、芸術アートとしての存在価値として感じることができよう。更に1007の先代モデルとしての存在通り、フィクス型のエンジンベゼルは最高の存在価値をこの一品として与えていると云っても過言ではない。 |




