
In 1943, Wakmann established Wakmann Watch Company in the United States, securing exclusive distribution rights for the American market of Breitling.
By 1947, the company had gone even further—achieving a listing on the New York Stock Exchange and formally founding the Breitling Watch Corporation.
For Breitling, Wakmann carried out the final stage of production within its own factory, incorporating a modular power reserve function into the movement.
True to its name, this creation was known as the
“BREITLING POWER RESERVE INDICATOR.”
1950年代に入ると、老舗(エタ、バルジュー、ヴィーナス、ランデロン、ア・シールド、フェルサ)などを中心に多くのエボーシュメーカーが乱立し、より信頼性も高くなり、それまでの各メーカーのマニュファクチュールとして基本姿勢が薄れ、製造経費削減の為に生き残り合戦として、エボーシュに移行するメーカーが増えてきたのも事実であり、それは逆にメーカーの独自性が薄れる結果となってしまったが、今まで現実化出来なかった技術を、エボーシュを取り入れることによりコストをかけずに開発できるという、言わゆるモジュールとしての新たな開発技術へと発展していったのも事実である。そして今回、ご紹介させて頂くのは、1896年に設立され、アラームエボーシュとして世界最大の規模を誇ったエボーシュメーカー『.SHILED”ア・シールト社”』が1950年頃に開発したキャリバー”1382N”を、1943年にブライトリングUSAへを立ち上げブライトリングUSA市場の販売独占、更に1947年にはニューヨーク株式市場に上場を果たし、ブライトリング・ウオッチ・コーポレーションを立ち上げたWAKMANN”ワックマンがブライトリングの為に、自社工場で最終的製造工程としてパワーリザーブ機能を搭載し、モジュール化した、その名の如し『BREITLING POWER RESERVE INDICATER』をご紹介したい。やはりコレクターとして喜びに変わる事実としては、その銅メッキの何とも言えない情緒漂う風合いをかもし出す”1382Nキャリ”に深々と刻まれた”WAKMANN WATCH CO”と”BREITLING”のダブルネーム、そしてテンププレートの”WOG”のマニュファクチャーコード刻印。これはブライトリングではなく、ワックマンが、自社工場で自社調整した証である。以前、ワックマン氏が、1951年にウィリー・ブライトリング氏にスイスの工場設立に関して、その思いを書き綴った絵葉書を持っていたが、そのことからもワックマンが、製造の分野でもブライトリングから仕事を請け負っていたわかるであろう。そんな歴史の一ページをかいまみる喜びを感じながら、帯磁の今の時代に希少となるブラスケースをステンの防水スクリューバックでしっかりと留め、クラウンを回した瞬間に、繊細に表現されたギョーシエダイアルの12時位置に装備された28時間のパワーリザーブインジケーターのトルクが落ちる停止3時間前を真っ赤なデッドポジションとして表したインダイアルをバワリザーブハンドが、上りつめて行くさまは、ブライトリングコレクター、パワーリザーブコレクターでなくても、喜びに変わり、つい微笑んでしまうすばらしい逸品であることをお伝えしたい。




