
1967年、セイコー初の36000という10振動の化け物に挑んだ現実は、機械のトルクにかかる針の重さは動力に対しかなりの負担が伴うことで、他メーカーの針は細いバトン針が主流であったが、取りつけられた針は、ステンレススティールの素材を使用した極太の他面カットとして協調させたドルフィィン針であり、この様に世界中は驚きを隠せなかった。 同年、スイスジュネーブ天文台コンクールでは総合4~10位までも獲得。1位から3位までがCEHが開発したクオーツだったことで、機械式としては1位から全て独占していたと言っても過言でない。スイスの時計産業の歴史を塗り替えた。しかしこの年、セイコーには新たな歴史の幕開けとなるプロジェクトが進んでいた。CEHがクオーツで挑んだ精度賞に対し、既にセイコーはクオーツのプロトタイプを開発していた。CEFはスイス時計の機械分野における開発とマーケティングを主としてスイス政府が取り組んだ事業がきっかけに機械メーカーをグループ化したエボーシュSAとスイス時計工業連盟が中心となり設立され、この年1966年に腕時計用のクオーツムーブメント”BETA1”を開発、1967年には”Beta2”を開発しジュネーブ天文台コンクールに出展したのである。これはセイコーが実は、このCEHのクオーツの情報をよく知る上で、最適な場としてジュネーブ天文台に出展したとも言われており、当然、セイコーはこの時点で自社クオーツの事は一切情報は開示しておらず、結果、セイコーはCEHよりも先に1969年にクオーツを世界に先駆けて発表した
セイコーアストロン Ref.35Aである。
当然、この偉業は世界中を駆け巡り、1970年に特許を公開したことで、世界中がクオーツの波に呑まれ、世界中の機械式時計メーカーの倒産件数は過去最大ともなった。18金無垢仕様ということもあり、当時45万円として発売され、当時の車の価格帯とほぼ同じであったことから、アストロンがどれだけ高かったのが推測できる。ただ、現在、この1969年のアストロン、現在のクオーツの32768Hzは生産されているが、アストロンの周波数8,192Hzは現在は全く生産されておらず、経年により周波数のズレなどの修復、専用ICの故障などがあった場合には、現在修理不可能であり、セイコー社も修理不可対応となっている為に、オーバーホール自体をする業者は現在、いないいとも言われる中、当社は今回、オーバーホールをさせて頂きました。当然、最高な状態としてお届けさせて頂きます。




