2026年05月06日

1969年世界初自動巻きクロノグラフCal.11誕生秘話 Ref.2117 ブルヘッド 入荷 Breitling Bullhead


Within the world of the legendary Caliber 11—the world’s first automatic chronograph—there exists an extraordinary outlier.

Born in 1970, this remarkable model would see its evolution come to an end in 1974, with the second-generation Ref. 7101 powered by Caliber 7740 marking its final chapter.

Its design astonished the world: chronograph pushers mounted at 12 o’clock like horns, and a main crown positioned at 6 o’clock—an unconventional layout that defied all norms.

For a time, it even surpassed the popularity of the Monaco.
Yet, it was precisely this radical design that ultimately led it to fade from history.

Reference 2117.
Better known as the “Bullhead.”

 

世界初自動巻きクロノグラフとしたキャリバー11という世界に、とんでもないモデルが存在する。1970年に誕生してから、セカンドモデルとして1974年リファレンスナンバー7101、キャリバー7740を最後に終了。12時位置にクロノグラフブッシャーを角のように装備し、6時位置にメインクラウンを装備するという世界で人々に驚きを与えた。一時、モナコを凌ぐ人気であったが、その独特的なデザインが為に歴史から消えていった。

リファレンスナンバー2117。.通称”ブルヘッド”

 

1969年、ホイヤ-、ブライトリング、デュボア・デプラ、ハミルトン・ビューレン達の熱い思いで世界初自動巻きキャリバー11は誕生した。

ブライトリングが、このリファレンスナンバー.2117同様、モナコ1133も同じように、このキャリバー11に賭ける思いは、そのすべてにおいてクオリティーの高さを物語る。当然ケースは、当時、未だ旋盤機を手動で行っていた時代にステンの塊を抉り取り研磨していくプロセスを感じるこの一目見て脳裏から離れない存在たるケース形状は、楕円を変形させ12時位置にクロノプッシャーの穴を開け、バックケースは、ケースにめり込むかのように大胆不敵なスクリューバックとなっている。当然、持って、”ずしり”とくる感触は、驚きの何者でもない。当然6時位置のクラウンは、そのまま一本の指で巻けるように深めのエッジがついたこのモデル専用のクラウンを装備、そして特徴のあるタテめのアップダウンのクロノグラフフェイスを擁するダイアルは、両回転のブールーのエッジベゼルと100のメモリを擁するインナーベゼルで簡単な計算尺となり、インダイアルには、ブルーのバルスメーターエリアを表し、15回の脈拍からの割り出し可能な60で区切り、その先をライトブルーのタキメーターで表し、ダイアルにさえもそのディテイルに拘ったクオリティーの高さが感じられる。

タグホイヤーの名誉会長でもある”ジャックホイヤーは1960年代当時、経営をアメリカに渡り学び、ワックマン設立の立役者でもあったジョルジュ・カルパリ(ブライトリング広報担当)との出会いによりウィリー・ブライリング(当時ブライトリング社長)と出会い、ウィリーはジャックの世界初自動巻きクロノグラフの夢に賛同したが、あまりにもムーブ開発の資金が莫大であった為、ブライトリング協力体制でも開発に困難をきした。そんな折、スイス時計協会の後押しで、ハミルトン、そして開発のキーマンでもあったビューレンの開発参加により当時、ビューレンが開発した薄型マイクロローターを導入することにより、『1969年、3月』に、セイコー(Cal.6139)、ゼニス(エルプリメロ(Cal.3019)より約3ヶ月以上早い実質上、世界初となるクロノグラフ自動巻きムーブが誕生した。