2026年07月04日

 TUDOR SUBMARINER SNOW FLAKE Ref.7021/0 Cal.2484 Blue Submariner / 青イカサブ伝説Ref.7021/0★チュードル プリンスオイスターデイト サブマリーナ★1968年製 盾紋サブファーストモデル Cal.2484 入荷

1920年代当時、アメリカでは、自家用車やラジオ、洗濯機、冷蔵庫等の家電製品などの様々な発明で、アメリカを中心に、ヨーロッパに飛び火し、世界は空前絶後の『黄金の20年代』とも呼ばれ、当然、ロレックス創業者ハンス・ウィルス・ドルフも、アメリカに市場を求めた。そして一般市場向けの価格帯の商品を送り込む為に、ロレックス時計の市場価値を下げない為に、ディフュージョンブランドが誕生した。それは何と1920年代から始まり、中には70年代初め頃まで実在したものもあり、それはなんと50社とも呼ばれる。(ユニコーン、ジェネックス、アクア、オイスター、ソーラー、ブレックス、セルシーマ、ロネックス、モネダ、ロルコ、サウスマーリン、オミグラ、プリンスダウフィンなど)といった具合だ、その中でもその人気の高さゆえ、現在でも独自の文化を開花させたのが、イギリスのチューダー王朝で有名なチューダー家王族創設のヘンリー7世の紋章としても知られる薔薇をモチーフにした『チュードル』である。1926年、 “Veuve de Philippe Huther/ヴーヴ ドゥ フィリップ ヒュンターとして存在していた時計メーカーをロレックスが、1930年に引き継ぐ形となり、19463月に”MONTRES TUDOR SA”に社名を変え今日に至っているが、何と言っても小薔薇、盾薔薇、大薔薇と、その年代により変わっていったチュードル社のエンブレム、そしてそこに存在するそれぞれの薔薇紋の多様性、派生モデル、そして数多く存在するペットネームの謎と、ロレックスとは違う独自に歩んでいった世界が又、コレクターを熱くする要素でもある。

1953年、ロレックスサブマリーナ”6204”の誕生プロセスから”Ref/1680”デイトファーストサブまでの道のりを一緒に歩み独特の世界を築き上げたチュードルサブマリーナ。
中でも薔薇紋の世界で唯一サブとして存在する小薔薇サブの魅力は生産数も少ないこともあり別格ともなろう。ロレックス”Ref.6200”サブを同パーツとして小薔薇サブ”Ref.7922”1954年に誕生する。それはロレックスサブの廉価版としの存在であるが機械以外はほぼ同パーツであり100mというプロ仕様、そこに潜水時にも視認性を見せたラジウム夜光からダイアルをより見やすくしたドーム風防などクオリティーは販売当時から高かったのは事実である。その後唯一の手巻きキャリバー1182を搭載することで謎多きチュードルサブとしてダイアルにSELF-WINDINGではなく”SHOCK-RESISTING”としバックケースはフラット。時分針はペンシル、秒針はドットトップとしてその伝説は1年だけの製造とも言われるRef.7923が誕生する。そして1958年、ロレックスRef.6538を同ケースとし200m防水の同スペックチュードルサブマリーナ”Ref.7924”が誕生する。それは6538同様、8mmオーバーのビッグ竜頭に37mmケース。より厚くドームとすることで視認性をより高くし防水を高めた。そして翌年、チュードルサブを1968までの十年間を支え続けてきたRef.79281959年に誕生することとなる。それはロレックスRef.5513を同パーツとしサブマリーナ初となる竜頭ガードを装備、39mmケースとなり二回りも大きくなった。キャリバーはRef.7922同様エタの390キャリバー。1953年にはロレックス同様、夜光がトリチウムに変わる間におこる特別な夜光としてのサインであるアンダーラインも存在し、小薔薇紋章も茎の部分の花弁と他4枚の花弁が違うが、後期な薔薇紋は5枚の花弁が同一柄となる。

そして1959年に誕生していくチュードル79281969年のその歴史を7016に譲るまでには、果てしなきスートリーが存在する。基本ベースはマーク1からマーク7まで存在し、チャプターリングからスケール、針まで全てギルトカラーに、12時位置のレッドトライアングル、そして最大の特長であるクラウンなガードのトップが大きく平たいスクエアーガードたるマーク1。文字盤のデザインには変更がないが、クラウンガードが鷲の嘴に似ていることでイーグルビークと言われた60年、61年と続くマーク21962年頃になると夜光塗料の変更に伴う印としたアンダーラインの抒情詩となる6時位置に夜光をドットを印したエクスラメーションダイアルが登場し、クラウンガードもトップ形状となるポインテッドクラウンガード通称PCGのマーク3。そして完全に夜光塗料が変更していった証をself-windingの下に白い横線を入れることで管理を徹底したアンダーラインが登場した1963年頃のマーク4

ここでレターはシルバー色に変更されたが、アンダーラインは568000シリアルナンバーまでの19643期まで登場していき、針のフレームはシルバーに変更されマーク5となる。1965,66年頃まで製造数を調整するが、チャプターリングのある固体と無い個体が平行し存在していく。ロレックスサブはスケールにチャプターリングが塗布されるのは1963年までだ、チュードルは1966年頃まで続く個体も存在する。

 

 

 

 

 

今回ご紹介する一品は、1950年にロレックスサブマリーナと同等の防水性と信頼性を持ちながら、尚且つ一般向けコストパフォーマンスとして開発プロジェクトが組まれ、1956年に誕生した”チュード サブマリーナ、今回はその中でも希少とされる盾紋サブファーストモデル、針がイカ頭の形に似ていることからも”イカサブとして”親しまれ、海外では” “snowflake/スノーフレイク”と呼ばれ、チュードルサブの中では当然一番人気である。そして今回の逸品は当時のオリジナルのコンディションのままのものの存在自体が奇跡とされる正真正銘の1968年製の前記を意味する”Ref.7021/0”、完全オリジナルコンディションであるイカ青サブをご紹介したい。特にこのオリジナルコンディションのすごさは半端ではない。この一品から漏れ出す経年というオーラの先には、まるで時が偶然におりなす経年という美の世界。10mm以上のキズ見でそこを覗けばまさに魅惑の別世界へと導かれる。

1968年、最終小薔薇サブ”Ref.7016”となるが、同年、それまでのチュードルのエンブレムである小薔薇の紋章が盾紋に変わると同時に盾紋チュードルサブ”Ref.7021”が誕生した。なぜ、同年に2種類の新旧エンブレムモデルが同時期に発売されたかは現在では迷宮入りとなっている。更に”Ref.7928”からも見られるとおりエボーシュメーカーであるフルリエ製導入から盾紋チュードルのその後のエタ製への一本化へと、更に更にこの頃からロレックスの”/0”表示の意味あいとは違う製造時期によって区別する”7021/0”と”7021”の個体をわざわざ分けて表示するなど、そこにロレックスビエンヌ社の存在も加わるとますますチュードルだけでも考えれば考えるほど謎めいた現実が目の前にのしかかってくるほどのチュードルサブストーリー。ロレックスがバリューアップ戦略を、もしかしてこの時代から意識しリファレンスに関して神秘性を高める為にわざとストーリーを作り始めたか、ただ単にそれぞれの個体のシリアルとリファレンスの管理する為だけなのかは全く知るすべもないが、このことだけは言えよう。
青サブという独特の世界を創造したのは、Ref.7021/0”であり、この一品を手に取った方は必ず幸運を手に取ったと同じと言えよう。そしてチュードルファンに言いたい。よく市場に出回るピカピカ光ったベゼル、20年以上も経っているにも関わらず暗闇で光ってしまうようなトリチウムインデックスを持つごまかしの個体をつけて楽しむのではなく、このモデルをつけて街へ繰り出すのであれば、オリジナルという本物に拘った出で立ちで街へ繰り出そうないか。なぜならこの一品のすばらしさはオリジナ