2026年06月04日

BREITLING DATORA 18K SOLID GOLD & STAINLESS TRIPLE CALENDAR MOONPHASE Ref.244.94 ブライトリング ダトラ 18金無垢 & スティール トリプルカレンダー & 月齢 入荷 


By the 1940s, Breitling had reached the pinnacle of aviation watchmaking, introducing the Chronomat in 1942—the world’s first chronograph with a circular slide rule.

Yet at the same time, Breitling explored a far more elegant direction.

The result was the Datora.

Powered by the legendary Valjoux 89, Reference 244.94 combined a triple calendar and moonphase display, reflecting the era’s growing fascination with astronomy and lunar exploration.

Its wedge-shaped markers, floating Breguet numerals, pointer date, and striking red chronograph hand create a design that is both charming and sophisticated.

A true masterpiece from Breitling’s golden age.

 

 

 

1927年、ドイツ宇宙旅行協会(Verein für Raumschiffahrt)が設立され、人類は宇宙への夢を現実の技術として追い始める。そして1942年、ドイツはV2ロケットの試験飛行に成功した。

人類が初めて宇宙空間へ到達可能な技術を現実のものとした瞬間である。

それまで空の彼方に存在した未知の世界は、もはや夢物語ではなくなり、戦後、その技術はアメリカとソ連へ受け継がれ、本格的な宇宙開発競争の幕開けとなっていく。

特に人々を魅了したのは「月」であった。

イギリス惑星協会(British Interplanetary Society)をはじめとする民間研究機関は、月探査ミッションの概念設計や月面活動用宇宙服の研究を真剣に進め、人々は初めて月面到達を現実的な未来として捉え始める。

そのロマンは時計産業にも大きな影響を与えた。

ValjouxやFelsaといったエボーシュメーカーは、曜日、日付、月表示に加え、月齢表示を組み込んだ複雑機構ムーブメントの開発を進めていく。

その代表格がValjoux Cal.89である。

トリプルカレンダーとムーンフェイズをクロノグラフ機構と融合させたこの名機は、後に数々の名作を生み出す礎となった。

そして1950年にはロレックスが伝説的なムーンフェイズモデル Ref.6062 を発表。時計業界は空を越え、月への憧れを腕時計の中で表現する時代へと突入していく。

その頃、ブライトリングは航空時計開発の頂点へと到達していた。

1942年には世界初の回転計算尺付きクロノグラフ「クロノマット」を発表し、航空時計史にその名を刻む。

しかし同時に、ブライトリングは航空時計とは全く異なる方向性の時計を世に送り出している。

それが『DATORA』である。

1940年代から1950年代にかけて、ブライトリングはValjouxやFelsaの高品質エボーシュを採用し、トリプルカレンダーやムーンフェイズを備えた華やかなモデル群を展開していく。

その代表作こそ、Valjoux Cal.89を搭載した Ref.244.94 である。

独特の楔形インデックスと優雅なブレゲ数字のフライングアワーマーカー、ポインターデイト、そして鮮烈な赤色のクロノグラフ秒針。

そのデザインは可憐さと気品を兼ね備え、他のクロノグラフにはない特別な存在感を放っている。

さらにムーブメントに目を向ければ、Valjoux 89特有の2/3ブリッジ構造と大径テンプが姿を現す。

一目見ただけでCal.89と分かるほどの個性を持つその造形は、機械式時計が芸術と技術を高い次元で融合していた時代の象徴と言えるだろう。

 

Vacheron Constantin “CALATRAVA” Cal.453 18k solid gold ヴァシュロンコンスタンタン カラトラバ クロノメーターロワイヤルへの軌跡 入荷


Measuring just 28.8mm in diameter and only 4mm thick, the legendary Vacheron Constantin Caliber V453/V454 represents the pinnacle of watchmaking technology of its era.

Its story began in 1941 with Jaeger-LeCoultre’s chronometer calibers 449 and 450, which later paved the way for the celebrated Geophysic Caliber 478.

Refined and assembled by Vacheron Constantin, whose adjustment expertise rivaled the very best in Switzerland, the V453/V454 became one of the manufacture’s most respected movements.

Then, in the 1950s, it was reborn in chronometer form as the Caliber P1007BS/P1008BS, powering the legendary Chronomètre Royal and reaffirming Vacheron Constantin’s place among the world’s finest watchmakers.

28.8mm径、4mmの厚さに、当時人間が成し得る技術を限界へと導きたる最高のキャリバーが誕生した。『Cal.V453/V454』…..1941年、ルクルト社が精度への挑戦をクロノメーターに託したる”Cal.449/450″が開発され、それはクロノメーター手巻き伝説ジオフィジック”Cal.478″への軌跡となったのは言うまでも無い。当然、当時1936年から既にルクルト社の傘下としてルクルト社のムーブメントの組み立てをも行っていた”ヴァシュロン・コンスタンタン”のパテック・フィリップと肩を並べるチューニング技術が成し得た結果とも言えよう。そして1950年に入り、1907年ヴァシュロン・コンスタンタンが世界にその名を不動のものとするきっかけとなったご存じ、現在でもヴァシュロンの最高峰モデルとして君臨する『Cal.V453/V454』をクロノメーター仕様に仕上げた” Cal.P1007BS/P1008BS”搭載のクロノメーターロイヤルが、復活を遂げた。

それは、今回の一品が、18000振動の丁寧に時を摘み取る語らいからもおわかりのように、34mmという大き目なケースは、何と20mmというラグ幅もあり、大胆且つ、重量感を感じさせ、当時の職人の絶え間ない妥協を許さない匠の魂を感じさせてくれる。特に今回の一品のケースは、驚きの現実を目の当たりにするかのように、50年から復活を遂げた”クロノメーターロイヤル”の中で非常に希少で、まず出会うことすら奇跡と呼ばれた”カラトラバ”ケース。当時、パテック・フィリップが成し得たげ造形の頂点、カラトラバを表現できたのは、パッテック以外、ヴァシュロンしか成し得なかったと言う。それはまさしく、ラウンドの優雅なベゼルとケースから流れいくラグへのしなやかな曲線、そして固めのスナップの3ピースケースとなり、それが6時位置の大き目のスモールセコンドが芸術への架け橋としてこの逸品をタイムピースの最高峰”クロノメーターロイヤル”の原点として導いている。当然、そのすべてのプロセスたるスモセコキャリ”Cal.453″は、昔ながらの精度へ拘りを感じるデカ目のチラネジとカンギ、アンクルが最高の重なりを魅せ、そこにはアンクルにまで面取りするという丁寧な仕事ぶりも感じてしまう。当然、テンプ周りの美しさは、ブレゲひげゼンマイからそそり立つ先に見るビーンズプレートのヒゲ持ち、そしてその飽くなき精度をしっかりガードする為のスワンネックの美しに、ついついため息をこぼしてしまい、更にジュウ様式独特の2,3,4番車をコートドジュネーブ、そしてアングラージュで仕上げた一つのブッジに集約された造形には、方やジュネーブ様式のパテック12系には決して劣らない、いやそれ以上であろうパテック12系よりも一回り大きいことからも12系の優雅さにプラス、男らしい堂々たる存在感を感じることであろう。